ケアンズ旅行3日目

3日目はラフティング(急流下り)にチャレンジ.ラフティングが盛んなケアンズでも有名なタリー川を1日かけて下る.まあ,1日といってもケアンズからタリーまで約200kmほどあり,往復で4時間ほど掛かるので,実際川を下るのはおよそ4時間.ちなみに,ラフティングを行う川は,その難易度からグレード1〜グレード6に区分されている.今回下るタリー川は,グレード4(激流があり確実な操作と高度なテクニックが要求される,ラフティング未経験者が参加できる最大のグレード)となっている.

タリー川の上流にバスで到着すると,水着の上からライフジャケットとヘルメットを装備し,ゴムボートに乗り込む.リバーガイドに,漕ぎ方や体重移動など基本的な操作法を教えてもらってからスタート.この日は,少し前にサイクロンが来ていたため,通常に比べると水量が多く,エキサイティングなラフティングが楽しめるとのこと.しかし,相手は自然.なめてると痛い目に会うので心して掛かる.

右手に国立公園,左手に世界遺産熱帯雨林を見ながら(逆かも),タリー川を下っていく.激しい瀬がいくつかあり,ジェットコースターに乗っているような感覚になる.ジェットコースターと違うのは,自分たちの体重移動とパドル(オール)捌きで岩をかわすという点.後日,右肩が筋肉痛になったのは言うまでもない.途中,川に投げ出されることもあったけど,リバーガイドが万全のレスキュー体制をしいているので全く心配することなく,川を下ることができた.怖いというよりも,適度なスリルで自然を楽しめるアクティビティであった.

そして,この日の夜は,カジノにもチャレンジ.競馬とは違って,人と機械が完全に制御するギャンブルなんてどう足掻いたって勝てるわけがないと決め込んでいた自分は,10ドルほどだけ賭ける事にした.スロットは面白いと思わないので,群集心理戦を楽しめそうなルーレットで遊ぶことにした.過去の出目と今回賭けられている目から,適当に予想して賭けていると10ドルが20ドルになったので止め.そこで引き上げて,次の日の朝食に美味いもんでも食おうと思ったのだが,同行人がやたらはまってしまって,なかなか帰れなくなってしまった.ブラックジャックを見たり,無料コーヒーを飲んで時間を潰すが,それでも暇なのでもう一度ルーレットで遊ぶ.ルーレットで遊んでいると,同行人が100ドルほど勝ったところで止めている.自分も早く帰りたかったし,人を待たせるのもなんなので,残りの金額を自分の誕生日の目に投入.外れても10ドル負けで済むし,当たりゃ儲けもんだな,と少しだけ期待して結果を待つ.しかし,そんなうまくいくはずもなくはずれ.オーストラリアでも勝てないのかとスネながらホテルへ帰った.